りんごには、美容と健康にうれしい成分が挙げるときりがないほどたっぷりと含まれています。
疲労回復に効果があるクエン酸やりんご酸、ナトリウムを体の外に出して高血圧やむくみを防ぐカリウム、腸内の善玉菌を増やし、整腸作用のあるペクチンなどが代表的なものです。なかでも注目したいのが、りんごポリフェノール。とくに皮の部分に多く含まれます。数千種類ともいわれるポリフェノールのなかでもとくに強力な抗酸化を誇るのです。りんごポリフェノールには、発がん性物質の活性化を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇を防いで血管の糖化を食い止め、動脈硬化も防いでくれます。健康維持から美肌作り、ダイエットまで頼もしいフルーツです。
(有機酸)
・クエン酸、リンゴ酸といった有機酸を多く含み、胃腸の働きを良くし、殺菌作用などの効果があります。また、乳酸を減して、疲れを取り除き、肩こり、腰痛の防止にも効果があります。
(カリウム)
・カリウムなどが体内の塩分を排出する働きがあり、高血圧に効果があると言われています。
(ペクチンの働き)
・リンゴの皮にはペクチンが多く含まれており、整腸作用を促しコレステロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸がんを予防する効果があります。
(皮にはポリフェノールがいっぱい)
・リンゴの皮やその近くには食物繊維やポリフェノールなどの栄養素がいっぱいです。ポリフェノールにはコレステロールを取り除いたり、活性酸素を抑える働きがあります。また、がん予防にも効果があると言われています。最近の発見では、このリンゴポリフェノールには、膚(はだ)の光老化を防止する働きがある事も解ったそうです。
(リンゴの食べ方)
・なるべく皮は捨てないで食べたいですが、皮を剥いていると茶色く変色してきます。これは酸化酵素によるものですが、これを防ぐには塩水に浸けるかレモン汁を加えた水に浸すと防げます。すりおろしたリンゴは離乳食や風邪を引いたときなどの栄養補給に、リンゴのポリフェノールは酸化しやすく、空気に触れるとすぐに茶色くなってしまいます。また、金属イオンとも反応しやすいので、おろすときは、陶器やプラスチックのおろし板を使う事をお勧めします。