挽きたてのコーヒーを毎日1杯は飲んでいます。コーヒーの特徴はカフェインとポリフェノールです。
カフェインは煎茶や紅茶、ウーロン茶など日常的に飲む他の飲料と比べて多く含まれています。頭をすっきりさせて集中力を高めたり、利尿効果があり、体内の老廃物の排出を促進させる効果があります。他にも、中枢神経を刺激して、自律神経の働きを高めたり、運動能力を向上させたり、心臓の筋肉の収縮力を強化させたり多彩な効果を持っています。
ポリフェノールはカフェイン以上に多く含まれており、赤ワインに匹敵する量のポリフェノールが含まれています。赤ワインはアントシアニンやタンニン、リスペラトロールという種類ですが、コーヒーに含まれるポリフェノールの代表はクロロゲン酸類です。ポリフェノールは、食物が持つ苦味や色素の成分で、活性酸素などから体を守る抗酸化作用の強い成分です。活性酸素が引き金となって起こるがんや、動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります。さらに紫外線による肌のダメージを防ぐ効果があり、コーヒーを1日2杯以上飲む女性は、紫外線による顔のシミが少ないと言われています。
習慣的にコーヒーを飲む人は心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという研究報告があり、炎症を予防する効果のあるカフェインと、酸化を防ぐ効果のあるポリフェノールの相乗効果によると考えられています。コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸の仲間は、体の中でフェルラ酸という成分に代謝され、血小板が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれるため、血管が詰まりにくく脳梗塞や心筋梗塞を防いでくれると考えられています。また、コーヒーに含まれるカフェイン」が気管支を拡張する作用があり、呼吸器の機能を改善する効果があるとされています。
コーヒーだからといって甘い缶コーヒーだったり、インスタントコーヒー、砂糖やクリームを入れて飲んだら意味がありません。挽きたてのコーヒーをブラックで、1日2~3杯くらい飲むのが目安です。飲みすぎるのもよくありません。コーヒーを飲んでリラックスして、ストレスの解消になるのもいいと思います。